おととい3週間ぶりに北海道に戻ってきた。
案の定我が家はずいぶんと雪が積もっていて、すっかり日が暮れて真っ暗なのに 家に着いたとたん娘は雪と戯れたがってなかなか家の中に入ろうとしない。 我が家はストーブを低温で設定しているので、私はダウンジャケットを着込んだまま久々の我が家の夜を過ごした。 留守の間に大雪の蔵の写真展も無事終了し 来年の「神々の遊ぶ庭の音楽祭」の写真も200数十枚セレクトして担当者に渡し 深山はちょうど一段落したところだった。 私達が戻ってほっとしたのか 早速「ソイでも釣ってくるかな?」と釣りモードに。 昨日は久しぶりに3人で出かけて冬グッズを買ったり食事したり 深山は釣り道具屋さんでチカ釣り用の撒き餌や釣り新聞を購入し 今日からオホーツクに出かけるそうな。 私と娘は久しぶりに『dai:zu』仲間と集まって 今日からまたモノづくりに復活する。 私の留守の間、注文を受けたエコバック製作に取り掛かっていたらしい。 深山も留守になることだし、今日は友人宅で夕ご飯もいただいてくる予定。 娘は久々のお友達との再会で、嬉々として遊ぶんだろうな。 さあ、冬の始まりだ。 まだ心を東京に残したままの私。 戻ったばかりで、まだまだ頭が混乱しているが こんな季節だから、じっくりと色々なことに取り組んだり、様々な問題を解決していったりして行こう。 |
昨日の夜、こちらでの様子を下書きして
アップしようとダイヤルアップで接続したら思いきり失敗して全部記事が消えてしまった。 どういうわけかなかなか接続できないのでちゃんとコピーしてから保存するのに うっかりそのまま保存を押してしまった。 なんか時間損したな~。 でもたいした内容でもないし、まいっか。 で、そのあと北海道の様子が知りたくて ウチの近所に住むフォトグラファーの友人のブログを久し振りに覗いてみた。 彼のパートナーと二人の娘さんたちとは仲良しで、ブログにも時々子どもたちの可愛らしい姿が登場するのでウチの娘にも見せたりしている。 彼のブログの最新記事にはびっくりするようなことが書かれていた。 上富良野町の深山峠に来年の春観覧車がお目見えするというのだ。 はぁ~? I氏は勿論大激怒、皆さんも自分のブログでこの愚かな事実を人に知らせて、とあったので 私も書くことにした。まずはI氏のブログを読んでみてくださいね。 正直言って私に怒りはないが、あまりの低俗な田舎人のセンスに吐き気がする。 もうすでに観光客が減少傾向にある美瑛・上富良野なのではないかと推測するが 結果的にそれに拍車をかけることになりかねるのではないだろうか。 私もとっくにあちらの風景に魅力を失ってしまった一人だ。 その観覧車を建設するという観光業者が作ったトリックアート美術館が深山峠に突如出現し 続々と新たなペンションやらお店やらがあちこちに建ち始めたころから ああ、もうここはおしまいだな、と感じていた。 とにかく私の好みではなくなってしまった。 私が美瑛を知った当時知り合ったラーメン屋のおかみさんが 「私が子供のころは、ず~っと森だったのよ。丘だなんて言われてもピンとこないわ」 と言っていた。 森は人の手によって畑へと姿を変え、人々を魅了する風景となり 町は思いがけず財産を得たわけなのだから その風景をもっともっと大切にすべく町は知恵をしぼるべきだったと思う。 私のように人の手が加われば加わるほどうんざりしてして離れて行く旅人はたくさんいるはずだ。 I氏が述べているように 畑の中を縫うようにフットパスでも作ったらもっともっと注目を浴びられたと思う。 ああ。懐かしのイギリスのフットパス。 国中に張り巡らされている散歩道。なんでもない普通の住宅地の合間にまであるのだ。 誇り高き国は日本のように金もうけ主義に走らない。 その観光業者さんもイギリス視察に行ってみたらいい。 きっと自分の仕事がはずかしーくなるに違いない。 話は変わるが深山治という名前は 彼が北海道に自然風景だけを撮るために20年以上前に移住した深山峠から取った名前なのだ。 でも深山はそのことを人に言いたがらない。 プロフィールにも書こうとしない。 いろいろと嫌な思いをしたり、周りが騒々しくなってきたりして 素晴らしい立地条件だったログハウスを手放し 人知れず生活できるような現在の場所を選んだのだった。 早々とそこから逃れてきた深山に今日電話でその話をしたら やけにおだやか~に笑っていた。 現在の自分の世界とはもう無関係の話のようだ。 さて明日は東京に戻り 明後日冬の北海道に帰る。 楽しみでもあり、寒さに弱い私はちょいと不安でもある。 |
昨日から千葉県勝浦の家に来ている。
以前にも書いたことがあるが、この家はもともと父が引退後に田舎暮らしをするために建てた家で 結局母一人で2年あまり暮したあと別荘になってしまった。 別荘にしておくにはかなりもったいない造りで 昨日来たら広い庭も草ぼーぼーだし 家の中もかび臭い。 自分たちの家を小さいながらも建てた経験から 家の建て方やメンテナンスがとても大切だということは身にしみてわかる。 ここは山間部で夏以外はとても寒いのに ガラスはぺらぺらの1枚ガラスだし 断熱材もいい加減に薄っぺらのものが横壁に入っているだけだし(屋根裏に上がるとちょろちょろと1階部分に入っている断熱材が見えて、広い屋根裏にはなーんの断熱材も無い。) おそらく床も断熱されていないと思われる。 だから夏は屋根の熱で恐ろしく暑くなるし 冬は異常に寒くなる。 お金をいっぱい払ったのに 素人相手だからってこんな建て方して良いのだろうか。 なんだか私はいつも腹が立って 建ててくれた工務店に殴りこみに行きたい気持ちなのだが もともと不動産屋で、そこの社長夫婦はとても母のためによくしてくれていたので ぐっと我慢だ。 まあそんなことよりも、今後どうやってこの家を保持していくかが問題。 年に2回くらいしか来られない私は 滞在中ひたすら掃除に専念する。 前回は大量にものを捨てた。 今回も残っている母の持ち物を整理したり処分したりしたいと思っている。 はぁ~。もったいないな~、この家。 断熱の問題はあるけど、とっても素敵な家なのだ。 忙しい兄が時々家族を連れて釣りに来たりするだけで このままあまり使えずにどんどんガタがくるのを待つよりも いっそのこと状態の良いうちに高く売って 勝浦でマンションでも買った方が良いんじゃないかなんて思ってしまう。 でも父と母がいっぱい夢をつめて建てた家。 なかなかそこまで決断はできないのだろうな。 なんて考えていたらとてもさみしくなった。 なので今日の話。 1日寒いながらも快晴で気持の良い天気だった。 かび臭いものたちをどっさり洗濯し 干せるあらゆるモノをテラスに並べた。 そして子供たちを連れて海へ。 きらきらと輝く碧い海と美しい砂浜。 そこは守谷海岸。 私が小学生のころから遊んでいた馴染みの浜だ。 沖合に鳥居の建つ岩があり 引潮になったら頑張ると浮き輪でもたどりつけ 岩場によじ登って遊んだものだった。 今でも変わらず美しい海岸で 娘たちは3時間延々と遊び続けた。 |
環境が変わるとなかなかブログも書く気になれず
あっという間に愛知県の叔父の家での滞在を終え東京に戻ってきた。 以前にも紹介したことがあったが 地質学者であった叔父は愛知県の作手(つくで)というところで今は田舎暮らしを楽しんでいる。 私たちが滞在した一週間の様子は私が紹介するまでもなく 叔父がブログで書いてくれているので是非覗いてみていただきたい。 叔父のブログ「雑木林で森を楽しむ!」はこちら。 さて、留守の間に大雪の蔵での写真展も終了となった。 明日夕方搬出の予定だ。 残念ながら写真が売れたとの報告もなかったが まあそれは想定内ということで。 どれだけの人たちの眼に深山の写真が止まったのかは不明だが わざわざ足を運んでくださった方もいらしたようだし 少しでも写真の好さを感じていただけたのなら嬉しいと思う。 記帳してくださった方、見にきてくださった方、ありがとうございました。 大雪の蔵写真コンテストもずいぶん前に審査を終え 20日には入賞者も招待されてボジョレヌーボー解禁パーティーが行われる。 そういう私はワインが大好きで いつかそのパーティーに深山と一緒に出席することを夢見ている。 (娘よ、早く大きくなってくれ~!) 帰ったらきっと深山が今年のワインを私のためにとっておいてくれてるだろうな~。 あ、でもやっぱり「とっておいて。」と念を押しておくかな。 高級なものも安物も一様にがぶ飲みする深山に貴重なワインは不向きなのだ。 実はもう北海道に戻りたくてうずうずしている。 やっぱり我が家が一番だな~と思う。 うっかりパン酵母をそのままにしてきてしまったので もう駄目になっているだろうなぁ。 日々家事と育児に追われることに嫌気がさしていて 東京に行ったら気晴らしができるだろうな~なんて楽しみにしていたのに 今はやっぱり我が家の生活が一番だなんて思う。 人間は常に無いものねだりなのだ。 深山は今、来年の「神々の遊ぶ庭の音楽祭」の写真セレクトに取り掛かっているらしい。 200~300枚の作品を選んで、あとは演奏曲に合わせて主催者側が写真を最終セレクトすることになっている。 「忙しくて釣りに行けない」とぼやいていた深山だが その「忙しい」の基準が人と違うおかげで 彼にしか撮れない良い作品が残せているといいなと思う。 (このニュアンス分かります?) 今回私は打ち合わせにもセレクトにも全く関わっていないので なんとなく傍観するまま本番を楽しみにしたいな~。 あさってから母と娘と姪を連れて千葉の勝浦にでかける。 のんびりかごを編める時間を作れたらいいな。 |
東京に帰って来ている。
娘は甥と姪と楽しそうに延々と遊びに熱中しているので 私はそこらへんに積んである兄の本を眺めてみたり 新聞を読んでみたり なんとなくだらだらと過ごしている。 こんな時間は貴重なようで、なんとなく物足りない。 なんかやらなきゃという気持ちになって、とりあえずブログを書くことにした。 昨日、私の編んでいるかごや灯りの材料を売っている浅草橋の問屋さんに行って来た。 両国駅まで久しぶりにのんびり歩いた時間はちょうどお昼時で あちこちのお店が賑わっていた。 田舎に慣れている娘なのに、その人の多さに戸惑う素振りも見せないのはさすが子供。 私は住み慣れたはずの地なのに最近はすっかりおのぼりさん状態で きょろきょろしながら人にぶつからないようにとそろそろ歩く。 人形問屋で有名な浅草橋。 それ以外にもクリスマス商品やら輸入品やらアクセサリーパーツやら 様々な商品を小売する店が立ち並んでいる。 ディスプレイ用のクリスマス用品をたくさん抱えて歩くOLの姿が目立った。 いろーんなお店を覗いたり人間ウォッチングもしてみたかったが いうことを聞かない娘と母が一緒だったので残念ながら諦めた。 東京ってすごいな~。面白いところだな~。なんて すっかり田舎者になってしまった私はうずうずしてくる。 普段は物欲の無い私だけれど、東京に来ると急に買い物欲が湧いてきて財布のひもがゆるくなるので気をつけなければ。 つるを仕入れ、子供の商品をいくつか問屋で買い、ドラッグストアに寄り、マックでお昼。 「ママ、今日はいっぱいお金使っちゃったね~」と娘。 普段「もったいないから買わない」とか「これ高いから買えない」とか言ってばかりの私が なんだかいつもとは違うと娘なりに感じるらしい。 さて、なんだか時間がもったいないので 昨日買ってきたつるで何か作ろうかな~。 よし。準備しよっと。 |
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