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撮影裏話
原生林光芒
毎日せっせと山に通う深山。
昨日は旭岳の中腹まで登って夕景を狙いに行ったが光が弱すぎて作品にならなかったよう。

それにしても自然風景写真家の仕事ってなんて割りに合わないんだろう。
1日かけてひとつもモノにできないなんてことは日常茶飯事。
それでも、世界にたったひとつのオリジナル作品を残すために来る日も来る日も山に通う。
そうして作り上げた一枚を見て
まず最初に「これいくら?」「え~!そんな高いの?だって何枚でもプリントできるんでしょ?それにこの人有名なの?」
なーんてのたまう人がいる。

私の流木とつるのかごを見て「これ、そこらへんで拾ってきた材料で作ってるんでしょ?なのにずいぶん高いね~」というのも同じ。
(実際、流木ははるばる遠くの海まで行って、何日もかけて良い流木を捜し歩くし、つるも北海道では良いつるが採れないので高いお金を出して仕入れている。)

「もう二度とウチのギャラリーに来るな~」と言いたいところをぐっとこらえて
なるべく丁寧に写真撮影の話をすることにしている。
たとえば「この写真は9日間車中泊しながら、毎日渓流の中を胴長を履いて歩いて、この1本の桜の老木が咲くのを待って撮った一枚なんですよ。」
なんて説明すると、「ほぉ~。」なんて感心し、だんだんと表情が変わってきて
他の写真も新たな眼差しでじっくり見るようになる。

そういえば五年前の神々の遊ぶ庭の音楽会で
深山の代表作を4枚ほど、司会者と深山のトークで紹介する場面があった。
代表作「稲妻」の話では、あの口下手の深山が撮影時の様子を面白おかしく語り
会場の人たちは「へ~っ」と感心するように沸いた。
それがとても印象的で、もう一度写真を見たかった、と言ってギャラリーを訪れた人たちが大勢いた。

写真というものは、ただその風景を写し撮ったものだけなのではないのだということを
多くの人に伝えられたら良いのにな~と思う。
今回の音楽会では深山のトークは無い。
最近連日北海道新聞に音楽会の広告が載っているせいか、ブログのアクセスが増えている。
音楽会まで、写真と共に、撮影の裏話なども書けたらな~と思っている。
2009 / 01 / 31 ( Sat ) 08:25:43 | 写真 | TrackBack(0) | Comment(0) | トップ↑
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