fc2ブログ
渡道10年
気が付けば、今年で北海道生活丸10年を向かえる。
実はちょうど10年前の今頃、私は新たな人生を切り開くぺく、ニュージーランドでの暮らしを始めたところだった。日本語教師ボランティアとして現地の高校に通っていた私は、ここで1年色々な経験を積んで、また違う国で本格的に教師として働きたいと思っていたのだ。
とろこがどっこい、前年に旅の途中で親しくなった深山が遊びに来ることになり、休みをもらって2人でニュージーランド国内を周るうちに気が変わって、私はあっけなく深山と一緒に帰国してしまったのだ。本当に人生って面白いな~。
世界の国々を旅してきた私にとって、日本の田舎での暮らしは憧れであった。いつか私の旅が一段落したときに、私は必ず日本の田舎で暮らしたいとという願望を持っていた。まあ、それが予想外に早まってしまっただけのことだ。
そうして、ここ大雪山の麓での田舎暮らしが始まった。偶然の重なりの結果暮らすことになった東川町だが、私はこの地がいたく気に入っている。我が家の前は道路を挟んで山になっており、うちの裏の一角だけ林になっている。そのまた裏は田園で忠別川へと続いている。大雪山は見えないが、かろうじて十勝岳連峰の一部が見晴らせる。
木々に囲まれているので、色々な生き物が遊びに来る。様々な鳥をはじめ、リスやきつね、希少動物のエゾクロテン、春になると向かいの林にシカも下りてくるし、去年の秋にはすぐ近くでなんとヒグマまで出没してしまった。かといって、すごいド田舎というわけでもなく、旭川までは車で20分でいけるし、空港までも15分なのだ。山にもすぐ行けるし、北海道内どこへでも1日でたどり着けるし、東川って本当に良いところなのだ。子育て環境も良いしね。
楽しいだけの生活というわけではないけど、まあ人生ってそうゆうものだし、私はこの地に暮らせて本当に幸せだだなぁと日々感じている。ここでなら、どんなにビンボーでも、豊かに暮らせちゃうから不思議。

ちなみにタイトルの「渡道」という言葉だが、これは深山が好んで使っていた言葉だ。あるとき深山のプロフィールに「渡道○○年」と書いてどこかに提出したら、そんな言葉は存在しないから使えない」と言われた事があった。確かにこれって造語だよね。でも響きがなんか良いと思いません?
2008 / 02 / 13 ( Wed ) 10:37:12 | 未分類 | TrackBack(0) | Comment(3) | トップ↑
<<写真って… | ホーム | はじめまして>>
コメント
タイトル:祝・HP開設&ブログスタート!

苦心惨憺、七転八倒、艱難辛苦を乗り越えて、ほんとうにおめでとうございます!! これからの楽しみが増えました。ギャラリー北写人がこれからどんなふうに広がっていくのか‥期待しています(^_^)深山氏のコメントが掲載される日を心待ちにしております。
名前: もと : 2008/02/13 15:12 : URL [ 編集] | トップ↑
タイトル:ありがとうございます!

もとさま

お祝いの言葉、ありがとうございました!
あなたの応援なしでは、ここまでたどり着けませんでした。
本当にありがとう!
名前: kitashajin Mika : 2008/02/13 21:50 : URL [ 編集] | トップ↑
タイトル:これも造語?

コメントが消えてしまった・・・ということで、記憶を頼りに再コメントしますね。

 「渡道」。なるほど。私はというとある意味旅行関係のお仕事をしているわけですが、このお仕事をしていて私も出会った言葉がありまして。それは「旅」のことを「他火」ということ。これも、造語と思いきや、実は民俗学ではこう呼ぶそう。自分のココロの火が揺らついているとそれを整え直すのに、人は「他(人)」の「(ココロの)火」にあたりにいきたくなるもの。
 考えてみると、旅とは傷心だったり、癒しだったり、非日常的な刺激を求めたり・・・、そこで出会った感動や人との交流などで、なんか元気になって明日も頑張ろうって気になりますね。私も、深山氏に会って、揺れていたココロの火がまた正常に燃え始めてきました。
名前: 中田ヒロヤス : 2008/02/16 10:48 : URL [ 編集] | トップ↑
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://kitashajin.blog118.fc2.com/tb.php/2-4760fb54
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |