
昨日の続き。
今日はエゾクロテンの話。
二年前の冬、コンポスト(生ごみ入れ)が毎日荒される日が続き、キツネにしてはなんかヘンだぞ、と思っていた頃、自宅の隣りにある物置小屋を開けたら上の方からひょいと顔を出したのがエゾクロテン。
目はまんまる、その愛嬌のある顔が出てきたときは、私も思わず固まり「な、なんだっけ、この生き物?か、かわいい~!」
以来、小屋を開けて「テンちゃ~ん。」と呼ぶと顔を出すようになり、外に肉類などのたべものを置いて呼ぶと、どこからともなく出てきて食べるのだった。
ところが最初は一匹しかいないと思っていたテンちゃん、いつの間にか一匹、そしてもう一匹と現われるようになり、最終的に四匹の姿を確認することができた。
本当に愛くるしい姿のテンちゃん。
娘もすっかり気に入って、当時まだ1歳だったのに未だにテンのことを覚えているほどだ。
ところが彼らは別の小屋にも侵入し、置いてあった洋服や布団におしっこをかけられていたりもして、ちょうど春も近かったしここで子供を産んだりしたらそれも大変。と思い、餌付けをやめた。
そしたらやはり春の訪れとともにいつの間にか姿を消したのだ。
なんだかとても寂しかったけど、それで良かったのだ。
やはり自然界の生き物は自然に帰るべき。
去年もうちのまわりをうろうろしていたようだが、その姿は2回ほど見ただけだ。
テンの写真を撮りたい人は沢山いるようだが、まあそっとしておいてあげましょう。
写真は2年前、家の中から私がデジカメで撮ったもので少々お見苦しいのですがお許しを。
2008 / 03 / 11 ( Tue ) 06:08:49 |
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