
昨日は散々な天気だった。
義姉から「旭川空港に着陸できるかわからない、最悪千歳空港に降りるかも」との連絡。
一応定時に迎えに行って待っていたら、道内線の飛行機は降りられなくて札幌に戻りますとのアナウンス。折り返し便は欠航。
いやいやこれって最悪、と思っていたらなんとか降りてきてくれて一安心。
結局40分間空港の上空を旋回していたのだ。
その後も街中へ向かう道中はブリザードで前は見えないし
愛知県から来た姉は風の冷たさにおののいて気の毒だった。
それでも「神々の庭の音楽会」は無事開演。
あの悪天候の中満員御礼。
平凡な言葉でしか表現できないが、素晴らしいコンサートだった。
それぞれの演奏の感想を書いてみようと思ったが、やはり言葉で語るのは難しすぎる。
今日の写真は、ポスターにもなったサンピラーの写真と共に
カウンターテナーの杉江光氏が歌ったアメージンググレイスに使われた作品。
カウンターテナー、という存在にピンとこなかった私だったが、女性のメゾソプラノの域を男性が歌うのだ。
笑顔の印象的な杉江氏が声を発したときは本当にびっくりした。
声はこの上なく優れた楽器なのだということを実感した。
すべての演奏がとにかく素晴らしかったのだが
最後に演奏されたピアニストの武田美和子さんのリストの作品演奏は圧倒的だった。
座っていることにすっかり飽きていた娘も
なんじゃこりゃ?と言う感じでこの音がピアノの音色なのかどうかも判断が付かないようだった。
じっとしていられない性質の娘が気がかりで落ち着かなかったが
最後まで音楽を楽しめほっとした。
写真はというと
大雪のドラマチックな山々の写真を想像していた方には物足りなかったろうが
今回は「足元の大雪」を意識して、特に「水」をテーマにセレクトをしたので
逆に演奏にはマッチしていたのではないかと思う。
ヴァイオリンとチェロとピアノの「クリスタルトリオ」の演奏では
その名のとおり、クリスタルな?雪の造形の写真が多用された。
光と影の雪原は様々な模様を描き、何故か暖かい心持にさせてくれた。
武田さんのピアノ演奏では、源流の渓の作品を多用し
生命の源、大雪山のイメージを表現できたと思う。
悪天候の中無理して遠方から車を走らせたり、わざわざ電車で遠方から来てくださった方々、
そしていらしてくださったすべての方々と
演奏家の方々、スタッフの方々、
共に感動を分かち合えたことを本当に嬉しく思います。
本当にありがとうございました。
そして我がパートナー、深山治さん
お疲れ様でした。
そして、素晴らしい写真をありがとう!
2009 / 03 / 08 ( Sun ) 08:53:19 |
神々の遊ぶ庭の音楽会
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