
冬が終わろうとしている。
連日のプラス気温であちこちに山になった雪が融け続けている。
我が家の周りの木々も根開きが進み
リスがなんとなく嬉しそうに飛び跳ねている。
そろそろ家の前の山の斜面に鹿が降りてくる頃かな。
もうずいぶん前からあちこちの畑や田んぼで融雪剤散布が始まった。
トラクターで融雪剤を撒くと、この通りの縞模様の造形美が見られる。
大地が徐々に眠りから覚める季節。
こんな中途半端な季節だけれど
深山は「冬に一度くらいは行かないと」と言って道東に出かけていった。
もう冷え込まないし、天気もいまひとつで電話の向こうの声はなんとなく冴えない。
光は完全に春だ。
昨日太陽が大きな大きなオレンジ色になって沈もうとする姿を
娘が裏の林の木々の合い間に「わあ~!」と見つけた。
春霞のようになっていたので太陽が赤くみえるのだ。
外出先から帰る途中でも「もう夕方なのにどうして明るいの?」と聞く。
朝は朝で、目が覚めたらとっても明るいので「寝坊した~!」と早くに起きてくる。
娘は動物と同じように敏感に季節の変化を感じているよう。
来週半ばには東京に2週間ほど帰るので
なんとなく気ぜわしくなっている。
冬の間にやりたいことは山ほどあったのに
終わってみればすべて中途半端。
娘ともっともっと雪遊びもすればよかったな。もうソリはくっついて滑らないのだ。
それでも庭にはまだまだ数十センチの雪。
近くて遠い春。
2009 / 03 / 17 ( Tue ) 08:00:00 |
日々の暮らし
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