今日からしばらく東京へ帰る。
私の生まれ育った町は墨田区緑町。 緑町は相撲の町両国の隣だ。 昨年横綱になった白鳳は歩いてほんの五分の距離に部屋がある。 一昔前に人気の高かった寺尾は兄の中学時代のクラスメイトだ。 お相撲さんとすれ違うのは日常的なことで(ナンパされたこともあるな~) 近くにお相撲さんがいると甘~い香りがするのですぐ分かる。 この匂いの正体は鬢付け油である。 これを塗ってあの大イチョウを結うのだ。 お相撲さんに馴染みのない人がこの匂いを嗅ぐと 過剰に反応するんでとてもおかしかった。 匂いといえば、私の実家の目の前に「玉の肌石鹸工場」がある。 ミヨシのせっけん、なんてよくこちらのスーパーでも売っている。 私は生まれたときからこの工場から出る匂いを嗅いでいるので 「せっけんのにおい」に麻痺しているようだ。 友人が遊びにくると必ず「せっけんの匂いがする~!」と第一声。 へぇ~、そうなの?と私。 東京に帰ると、排気ガスの臭い、中小工場から出る臭い、飲食店の匂い、様々な「におい」にとても敏感になる。 1日町を歩いていたら、必ず気分が悪くなったりする。 父がまだ生きていた頃、実家に帰ると必ず体調を崩すので、「そんなにすぐ具合が悪くなるんなら、帰ってこない方がいいんじゃないの」とさえ言われたこともある。(ほんとは娘が帰ってきて嬉しかったくせに。) 本当に、よくこんなところで生活していたな~と今となってしみじみ感じる。 東京に帰るといっても、大半は千葉県の勝浦にある母の家(今では別荘になっている)で過ごす予定だ。 勝浦の家は山間の静かなところにあって、海へも車で15分だし、とても良いところだ。 ダイヤルアップだけど、がんばってブログも更新しようと思っている。 こちらに帰るころにはすっかり雪も融けて、春になっていることだろう。 フクジュソウが雪の中から顔を出し、雪融けしたところから順にカタクリやエゾエンゴサクが顔を出すのだ。 この季節が一番ワクワクする。 では行って来ま~す。 |
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