今年の夏に開催したフィール旭川の展示会に
たまたま立ち寄ってくださった旭川のKさん。
亡くなったご主人が流木を拾って来ては
オブジェや花台を作っていたらしく
家に残された大量の流木を「もらっていただけませんか」と
メッセージを芳名帳に残してくれていた。
昨日Kさんのお宅にようやく伺うことができた。
玄関にはこんな作品たちが。


残された流木を見せてもらったら
すべてきちんと長さの揃った流木たちが丁寧に分けられて箱におさまっていた。
亡きご主人の几帳面さを思わせる仕事ぶり。
すべて美しい流木ばかりで
ありがたくいただくことにした。
本当に流木が大好きだったのだな~と感じる。
仕事の休みには海岸に通い
宝探しを楽しみ
家に戻ったらそれを丁寧に分けて
作品づくりに没頭していたのだろう。
古布を使った小さなフクロウもご自分で制作されていたそうで
それだけで芸術の面白い形の流木に
フクロウたちがたくさん座っている作品は素晴らしかった。
これだけのものをいただいたので
亡きご主人の遺志にかなうような作品を残さなければならないな。
まずはひとつKさんにプレゼントできるものを作ろう。
それにしても嬉しかったのは…
ここ一週間、母の通う施設は大勢の発熱者で閉鎖になり
久しぶりにずっと我が家で母の相手をする日々で
私も昨日の朝は最高潮にブルーになっていて
おもいきって母を連れて出かけることにしたのだった。
母を連れていったら迷惑なのは承知の上。
でもなんとKさんは介護職20数年のベテランで
しかも同居を始めたばかりの息子さんは
独立して介護保険外サービスの仕事を自宅でされていたのだった。
母は車に残しておこうと考えていたのに
2人がかりで母を家に招き入れてくれ
母を交えて楽しくお茶を御馳走になり
暖かい時間を過ごさせてもらった。
介護という仕事を理解してくれる方とお話することは
本当にありがたく嬉しいものだ。
思いがけない出会いが
心を満たしてくれた一日。
Kさん、本当にありがとうございました。
流木大切に使わせていただきます。
2011 / 10 / 12 ( Wed ) 05:50:57 |
流木のかごと灯り
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