fc2ブログ
豊かな環境で
CA3A0370.jpg

(ガラケー写メで撮ったので何がいるか分からないかなー)

少ししかかごを編む時間が作れないどころか
あと数年はかご編みの時間が作れないんじゃないかと思い始めた・・・

秋までは留学生の授業だけでなく
日本人向けの特別講座も担当しているので
その準備できっと短い夏休みもゆっくりできないだろうなー
そして秋からは学生がどっと来る・・・

でも毎日嬉しいのは
職場の自然環境が素晴らしいいこと。
職員室からは大雪山が見渡せるの。
朝の朝礼で数百メートル離れた更に高台の別校舎に移動するのに
ほかの職員はみんな車で行くけど
私は一足先に出て季節のうつろいを感じながら歩く。
わずかな距離でも自然を感じ自然からエネルギーをもらい
そして多少の運動にもなるからね。

三階の教室からは眼下に東川の田園風景がひろがり
十勝岳連峰も見渡せる♪
一階の教室の横では
涼しい日にぴょんぴょんとエゾユキウサギのカップルが飛びまわるの

そして最近朝出勤すると
駐車スペース奥の東屋の横にいつも
ウサギちゃんがのんびりくつろいでいるから
近寄って『おはよー』と
声をかけるのが日課となりました。
2014 / 07 / 26 ( Sat ) 06:58:28 | もうひとつのお仕事 | TrackBack(0) | Comment(0) | トップ↑
再び森へ
10474867_433075396833480_3988985169338804531_n.jpg

亀の歩みでかごを編み続けています

と言いたいところですが・・・

亀の歩みどころか
今週は忙しい上に体調も崩してしまい
かご編みはお預け状態です。

体調が最悪のとき勤務中に携帯に一本の電話。
「伐採する森に白樺があるよー欲しいかい?」
「はいはいもちろん!週末に行きまーす!」

去年から気にかけて何度か連絡をくださった
隣町の森のおじさま。
実はまだ一度もお会いしたことがなかった。
かごを編むどころか樹皮を切る時間もぜんぜんないのに
その気持ちが嬉しくて
そしてまた森に入ることができるのが楽しみで
ひとつ返事でお約束して
昨日お山の森に出かけてきました。

10552377_438121722995514_484474704036181248_n.jpg

すごい背丈の笹やぶに
つる性植物もいっぱい。
しかも急斜面という
疲れたカラダにはこたえる採取でしたが
やっぱり森はいいなー
体は疲れても能は疲れない
栄養がいっぱい与えられる気がする。

状態の良い樹皮は少なかったけれど
樹皮採取はその結果ではなく
採取する行為そのもの自体が好きで
私にとってはとても意味があることなので
大満足で作業を終え
家に戻り早速切る作業に入りました。

注文のかごを
楽しみに待ってくださっている人のために
早く仕上げたいな
2014 / 07 / 20 ( Sun ) 07:06:29 | 樹皮のかご | TrackBack(0) | Comment(0) | トップ↑
ホクレン『GReen』
RIMG2135.jpg

ホンレンが隔月で発行している小冊子『GReen』の
「北海道暮らしのものづくり」という連載ページで
森山未花のかごを紹介していただいています。

このタイミングでの掲載に少々戸惑っている私ですが
自分の活動を知っていただく機会を与えられたことを嬉しく思っています。

GReenは
『農村を舞台に活躍する夢いっぱいの農業人や北海道のさわやかな風土が育てた農畜産物の紹介、季節の料理や新しい旅の楽しみ方など、北の大地のおいしさ・たのしさがタップリ載って』いる無料の冊子です。
私もずいぶん前から購読させていただいてました。

七月に入ったらHPの内容も更新されると思います。
購読の申し込みも道外の方もできますので
興味のある方は覗いてみてください。

http://www.hokuren.or.jp/greenweb/
2014 / 06 / 29 ( Sun ) 15:52:40 | かご編み | TrackBack(0) | Comment(1) | トップ↑
これからも・・・
10514693_428135220660831_8358087893481018077_n_convert_20140628215928.jpg

例のごとく早朝に家を出発し
白樺樹皮を採らせていただいた森で
なにかと気にかけていただきお世話になった方々に
お礼の挨拶に行ってきました。

昔はひとりでただマイペースにかごを編んでいただけの私が
いつのまにかワークショップという形で述べ何百人もの方々との出逢いをいただいたり
この活動を通して知り合った方々も一体どれだけいるのだろうと
そんなことを考えながら森までの道のりをひとり走りました。

今日は皆さんにお礼を言い
その後、この間ずっと気になっていた森の先にある『石垣山』と言うところに行ってみようかなと言う私に皆さんが『いいところだよー』と勧めてくれたので
林道をさらに行き止まりまで走り
そこから登山道を登ってみました。

石垣山という名の通り
写真のような石垣を積んだような岩がたくさん姿を現します。
ここは昔北と南のアイヌが闘ったといういわくのある場所なんだそうです。

てっぺんの岩の向こうは足がすくむほどの断崖絶壁で
眼下に田園と川を見下ろし
先には天塩岳方面の山々が見渡せる絶好の場所。

山歩きまでできちゃって得しちゃったなー♪

あとからお世話になった森林組合の方が追いかけて来て下さり
なんだか思いがけず楽しい時間を過ごすことができました。

去年もだったけど
今年の樹皮採取もまた
たくさんの方の豊かな心が通い合う素晴らしい時間だったと
しみじみと感じました。
そして今日でそれも終わりなのだと思ったら
帰りの車の中でとめどもなく涙があふれてしまいました。

来週から今までのようにかご編みができなくなる私は
なんだかかなり感傷的になっているのかもしれません。
でもそうじゃなくてもやっぱり
涙はでちゃったんだろうな。

どんなことがあっても私は
地道にかご編みを続けるのだと
強く強く心に誓った日でした。
2014 / 06 / 28 ( Sat ) 22:03:33 | 樹皮のかご | TrackBack(0) | Comment(0) | トップ↑
おじいちゃまの木
RIMG2121.jpg

毎日があっという間に過ぎて行きます。
人生の分岐点になるであろう7月1日が差し迫り
あたふたしております・・・

一昨日はしぶとく森へ樹皮採取に
そして昨日はクルミ樹皮を採ろうかとも思ったけれど
まず近所のおじいちゃまの家に行ったら
以前からこの時期に倒すと言っていた庭の美しい白樺の木を倒して
樹皮を採ろうということになりました。
倒せば上の方まで樹皮が採れるから
好きなときにおいでと言われていたのです。

そうときまったらおじいちゃまのフットワークの軽いこと!

私がとりあえず下の方の樹皮を採って様子を見ると言っているそばから
ウィーンウィーンとチェーンソーを動かして
『さあ、あの木とあの木の間に倒すよ~』と。

美しく手入れされた庭のあちちこちに
きれいに植えられている木や植物を傷つけずに
こんな大きな木を倒すなんて到底私には信じられず
どきどきしながら見守っていました。

最後には手でぐいっと倒す方向に押すのかと思いきや
入れた切れ目がきちんと計算されているらしく
自然に宣言したとおりの方向へ
スローモーションで倒れて行きました。

おじいちゃまの仕事ぶりに感動して
無事他の植物を傷つけずに倒れたときには
涙がでました・・・

白樺は小さいうちから枝を払って手入れすれば
まっすぐきれいに伸びるんだよとの言葉どおり
天に向かってすくっと伸びていた白樺は
こぶも少なく、むいた樹皮もなんと美しいこと!

さあ、この美しい美しい樹皮で
おじいちゃまと娘さんのために
どんなかごを作ろうかな♪

RIMG2127.jpg


さて、夕方には娘と近所のお友達と
おじいちゃまの別の敷地にたわわに生ったサクランボを採りに。
私たちが危なくなくサクランボ狩りができるようにと
今度は周りの草刈りをするおじいちゃま。
1日中こんなのら仕事を続けるおじいちゃまが
九十○歳だなんて本当に信じられません。

おじいちゃまに会いに行くと
いつも心がなんともあたたかく幸せな気持ちになります。
ありがとう
ありがとう
2014 / 06 / 25 ( Wed ) 06:18:29 | 樹皮のかご | TrackBack(0) | Comment(0) | トップ↑
前ページ | ホーム | 次ページ